本物の馬鹿

東京に住んで丸7年。気付かないふりをしてあげようと思ったけど残念ながらそれは無理だった様だ。いいところもそれなりに探した。綺麗な花や景色もある。それを差し引いてもなおこの感情は消せないのだ。

東京が大っ嫌いだ。

東京に住んだことのある人なら薄々気付いているはず。東京はまともに働いていない。そして政治を見ても分かる通り正常な機能を果たしていない。そのくせ人の仕事のおこぼれで飯を食おうっていう浅ましい仲介するだけの簡単なお仕事に群がるもそれすらまともに出来ない人間の集まりなのだ。

仕事が出来る人は基本的には首都圏外から来る人で大概真面目で一生懸命だから追い詰めて追い詰められて病気になる。もしくはホームレスになる。

たった数年で分かるくらいにはこの構図は簡単だ。なのに見て見ぬふりをしているのだ。

東京は怠け者で出来ているから。

東京は惜しみなく首都圏外から集まった人の労働力と思いやりを搾取するのだけれどそれを悪い事だとはこれっぽっちも思っていない。

人を人として扱ってる認識も低い。いや低ければまだマシだ。彼らにはそんな認識もないだろう。

それが日本の首都なのだ。

そんな東京を好きになれるはずがない。

見栄と金と権力でなんとかしてきただけなので東京自体でいうなら空っぽなのだ。

なんの能力もない。あるとするなら表面取り繕うだけ。中身?ありません。穴の開いてる瓢箪の様なものです。誰の役にも立たないのです。

役立たずの象徴が東京なのです。

流行を作ることでカモフラージュしてるのですが最近は随分隠せなくなってきたようだ。

そう、空っぽ。

何も持ってやしない。

そんなことほど恥ずかしいとも思わなのだろう。本物の馬鹿とはそういうものだから。